クレジットカードを初めて作る際、具体的にどのような手順で進めればよいのでしょうか。申し込みから手元にカードが届くまでは、大きく分けて4つのステップがあります。18歳以上(高校生を除く)であれば申し込みが可能で、必要な準備さえ整えば、思っているよりスムーズに手続きを進められます。
申し込み前の準備
クレジットカードの申し込みを始める前に、必要な書類と情報を揃えておくことで、手続きを中断することなく完了できます。準備不足で申し込みを途中で止めてしまうと、再開時に入力内容が消えている場合もあるため、事前の確認が重要です。
本人確認書類の用意
運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証のいずれかを用意します。書類に記載された住所が現住所と一致しているか必ず確認しましょう。引越し後に住所変更していない場合、審査に影響する可能性があります。
銀行口座情報の確認
クレジットカードの利用代金を引き落とす銀行口座が必要です。キャッシュカードまたは通帳を手元に用意し、銀行名・支店名・口座番号をすぐに入力できるようにしておきます。カード会社によっては対応していない金融機関もあるため、事前確認をおすすめします。
入力する属性情報の整理
申し込み時には氏名、住所、電話番号のほか、勤務先名、勤続年数、年収、家族構成、住居形態などの入力が求められます。勤務先の正式名称や従業員数など、曖昧な情報は事前に確認しておくとスムーズです。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 銀行口座情報(口座番号がわかるもの)
- 勤務先情報(正式名称、所在地、電話番号)
- メールアドレス(審査結果の通知先)
申し込み手続きの実際の流れ
準備が整ったら、いよいよ申し込み手続きに進みます。現在はインターネット申し込みが主流で、カード会社の公式サイトから24時間いつでも手続きができます。実際の入力から送信までは5~10分程度で完了するため、仕事の合間や帰宅後でも気軽に申し込めます。
申し込みフォームへの入力
カード会社の申し込みページにアクセスし、利用規約を確認して「同意する」をクリックします。その後、申し込みフォームが表示されるので、準備した情報を正確に入力していきます。住所や勤務先情報は、一文字でも誤りがあると審査に影響するため、送信前に必ず見直しましょう。
本人確認書類の提出
インターネット申し込みの場合、スマートフォンのカメラで本人確認書類を撮影してアップロードします。書類の四隅まで画面に収め、文字がはっきり読める状態で撮影することがポイントです。ぼやけた画像は再提出を求められ、審査に時間がかかる原因になります。
引き落とし口座の設定
多くのカード会社では、オンラインで引き落とし口座を設定できます。対応している金融機関であれば、その場で口座情報を入力して設定完了です。対応していない場合は、後日郵送される口座振替依頼書に記入・捺印して返送する流れになります。
| 手順 | 所要時間 | ポイント |
|---|---|---|
| 申し込みフォーム入力 | 5分 | 誤字脱字に注意 |
| 本人確認書類の撮影・送信 | 2分 | 文字がはっきり見える状態で撮影 |
| 口座設定 | 3分 | 口座番号を正確に入力 |
審査から受取までの待機期間
申し込みが完了すると、カード会社による審査が始まります。審査では、入力した属性情報と信用情報機関に登録されている過去の取引履歴を確認し、カードを発行してよいかを判断します。この期間は申込者側では特に何もする必要はなく、審査結果を待つことになります。
審査にかかる期間
審査期間はカード会社によって異なりますが、一般的には数日から1週間程度です。最短では申し込み当日に審査結果が出る場合もあります。審査結果は、申し込み時に登録したメールアドレスに通知されるため、迷惑メールフォルダも含めて定期的に確認しましょう。
カードの発送と受取
審査に通過すると、クレジットカードが発行されて自宅に郵送されます。発送から到着までは通常1週間程度です。カードは本人限定受取郵便や簡易書留で送られてくるため、受取時には運転免許証などの本人確認書類を提示する必要があります。
受取後の初期設定
カードが届いたら、まず氏名や有効期限に誤りがないか確認します。確認後、カード裏面の署名欄に油性ペンで署名しましょう。署名がないカードは規約違反となり、盗難・紛失時の補償が受けられない可能性があります。署名が完了すれば、すぐに利用を開始できます。
- 申し込み完了後、数日~1週間で審査結果がメールで届く
- 審査通過後、1週間程度でカードが自宅に郵送される
- 本人確認書類を提示してカードを受け取る
- カード裏面に署名して利用開始
申し込みから手元にカードが届くまでの期間は、トータルで1~3週間程度を見込んでおくとよいでしょう。急ぎの場合は即日発行対応のカードを選ぶ方法もありますが、プラスチックカード本体は後日郵送されるのが一般的です。